コンテンツ文化史への誘い

コンテンツ文化史学会会長・吉田正高のブログです。 

『重要文化財 真田信重霊屋保存修理工事報告書』2000年、西楽寺

戦国時代を扱った小説やゲームでは、必ずといっていいほど重要人物としてカッコいいポジションで描かれる真田幸村(信繁)ですが、大名として後世に家系をつないだのは、兄の信之であるのは有名ですね。 この真田信之の3男にあたるのが信重で、長身・怪力の…

『若松町遺跡』1996年、新宿区遺跡調査会

報告書の正式名称は「新宿区若松町特別出張所等区民施設建設工事に伴う緊急発掘調査報告書」。 発掘地域には、江戸時代を通じて、5家の旗本が拝領地を交代しながら居住していました。そこで、文献調査担当の私は、まずは調査区域を拝領していた5家の旗本の…

「江戸の鎮守公認運動と地域における鎮守認識」   (『民衆史研究』55号、1998年)

早稲田大学文学研究科の博士課程へ進学した後、最初の1年は、所属ゼミの運営を分担することになり、さらに生活費・研究費を捻出するために仕事を増やしたこともあって、まだ論文を投稿するに至りませんでした。翌年、博士2年となって、そろそろ論文を書い…

『釣島灯台旧官舎保存修理工事報告書』1998年、松山市

なんとか修士論文を書き終え、無事に?博士課程へと進学したところで、また別の先輩から文化財建造物保存技術協会でのお仕事を紹介していただきました。 文化財建造物保存技術協会は、その名のとおり、国指定の重要文化財や、自治体指定の文化財のうち、建造…

『法光寺跡』1995年、新宿区法光寺跡調査団

前述の『復元・江戸情報地図』に続き、これも大学院のゼミの先輩から新宿遺跡調査会のお手伝いの仕事を紹介していただきました。 ご存知のとおり、東京都内の区部で工事をすると、江戸時代の遺跡が出てくる場合があります。その調査は、もちろん考古学のグル…

旧「コンテンツ文化史への誘い」(はてなグループ)について

以前「はてなグループ」で作成していた 「コンテンツ文化史への誘い」はこちらです↓ http://contentshistory.g.hatena.ne.jp/dokubero/ 前職では、東京大学の「コンテンツ創造科学産学連携教育プログラム」で特任講師をしておりましたが、そこで2006年度から…

『復元・江戸情報地図』1995年、朝日新聞社

早稲田大学の教育学部を卒業し、同大学の大学院文学研究科に進学するわけですが、正式に入学する前に2年ほど(いろいろあって・笑)ブランクがあります。その間も大学院のゼミに顔をださせていただいておりましたが、そこで先輩から紹介されたアルバイトが…

これまでの自分の活動を振り返っていこうと思います

30代の終わりに結婚して、研究のフィールドであった東京(江戸)を離れて山形県に移り住み、昨年は42歳にしてカワイイ娘に恵まれ、その娘もようやく1歳になりました。 このタイミングで、これまで自分がやってきたことを振り返ってみようと考えました。…

はてなブログをはじめてみました

以前、同じタイトルで「はてなグループ」で日記を書いておりましたが、数年間更新をしていませんでした。このたび、思い切ってこちらでブログを初めてみようと思います。内容は、主にこれまでの研究についてのお話や、会長をつとめております「コンテンツ文…